スイスを自由自在に楽しむスマート・トラベル stage cut
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知っていると旅が何倍もおトク!
スイスを自由自在に楽しむスマート・トラベル

情報を駆使して、賢く旅を楽しむ「スマート・トラベル」。スイスにはスマート・トラベラーには嬉しいおトク情報がいろいろ。知っていると知らないでは、旅の楽しみ方やおトク度がまったく違ってきます。さまざまな無料・割引サービスや特典、便利な交通パス、リーズナブルな宿などを利用して、おトクにスイス旅を満喫してみましょう。旅の予算をおさえられるというだけでなく、行程や予定にしばられることなく、気軽で自由な旅ができるのも魅力です。
お得な交通パスでスマートな旅!
網の目のように張り巡らされた鉄道、その先の小さな谷奥や村まで結ぶポストバス、湖には湖船ルート、山の上にはロープウェイやケーブルカーなど、公共交通機関で国のすみずみまでカバーされているスイス。時間も正確で、安全、乗換もスムーズになるように接続時間も綿密に調整されています。そんな世界に誇る交通システムを使って、外国人旅行者が気軽にどこまでも足をのばすことができるようにつくられたのが「スイストラベルパス(旧・スイスパス)」です。
約20000kmに及ぶ鉄道・バス・湖船のネットワークがすべて乗り放題で、市電や市バスなど主要都市の市内交通や約480カ所のミュージアムも利用できる特典もあり、自由に旅を楽しむ人の強い味方です。乗れば乗るほど金額的にもおトクですが、このパスのメリットはそれだけではありません。列車やバスにそのまま乗り込んで、パスをみせるだけでOKなので、窓口に並んで切符をかう手間もなく、貴重な旅の時間も節約できます。言葉がうまく通じなくて切符がうまく買えないなどのトラブルもありません。
旅の自由度もパスを持っているといないでは大違い。最初から予定してチケットを購入していたら、天候やその日の気分や体調にあわせて予定変更も難しいもの。スイストラベルパスがあれば、急遽予定を変更して別の街にいってみたり、途中下車してみたり、ふらっとミュージアムに入ってみたり自由自在。すべてが無料だからこそ、気軽に観光プランを自由に組み替えられるのです。

スイストラベルシステムの情報 スイストラベルパスの購入/レイルヨーロッパ


街に滞在してスマートな旅!
国土がコンパクトで交通ネットワークが充実しているスイスでは、都市での滞在がおすすめです。宿泊施設やレストランも多く、スーパーやショップも充実している便利な都市をベースにして、アルプス地方や郊外への小旅行にでかけることができます。毎日移動の旅とはちがい、チェックイン、チェックアウト、荷物のパッキングなどの時間も不要。またスイスの個性的な町は、中世の雰囲気を残す旧市街があり、美術館や博物館も多く見どころいろいろ。市電(トラム)や市バスなど交通が充実しているので、効率よく気ままな街歩きを楽しめます。さらにベルンやバーゼル、ローザンヌなど、宿泊するだけで市内交通が乗り放題になるパスが無料でもらえるおトクな街もあります。そのほかチューリヒの「チューリヒ・カード」やバーゼルの「バーゼル・カード」のように、市内交通パスに加えてミュージアムやレストラン、アトラクションなどの無料または割引特典がついたお得な観光カードもあります。
ベルン Bern
ベルン・チケット〈 Bern Ticket 〉
ベルン市内の宿泊施設に1泊以上するともらえる「ベルン・チケット」。市内交通が乗り放題となるパスで、トラムやバスなど、ベルンの見どころのほとんどをカバーする市内交通のゾーン100/101 エリアで利用できます。ベルン空港や駅から宿泊先のホテルに着くまでに市内交通を利用したい場合でも、検札官がきたときにホテルの予約確認書を提示すればOKです。
チューリヒ Zurich
チューリヒカード〈 ZurichCARD 〉
24 時間(CHF24)、72 時間(CHF48)の 2 種類。市内・近郊の公共交通機関や指定区間の 2 等車の利用が無料 に。また市内にあるほとんどの美術館・博物館が入館無料(一部割引)、加盟店でのショッピングが10~20% 割引き、レストランで割引または特別サービス、観光局主催の市内ツアーが半額になるなど多数特典があります。観光局で購入できます。   

バーゼル Basel
モビリティ・チケット〈 Mobility Ticket 〉
バーゼル市内のホテルに1 泊以上する宿泊客がチェックイン時にもらえるパス。市内を結ぶトラムやバスなどの交通機関が無料になるほかバーゼル郊外にあるユーロ空港までも利用可能。                                              
バーゼル Basel
バーゼル・カード〈 Basel Card 〉
市内交通が無料になるパスに加えて、博物館・美術館、現地ツアー、ショップ、レストランの割引や特別サービス、ライン川の渡し船や動物園の無料利用などの各種特典がついたカード。24 時間 CHF20、48 時間 CHF27、72 時間 CHF35。観光局で購入できます。

ローザンヌ Lausanne
ローザンヌ・トランスボートカード
〈 Lausanne Transport Card 〉
市内のホテルに宿泊するともらえる交通パス。ローザンヌ市内と近郊を結ぶメトロや市バスなど市内交通(2等車)が無料で利用できるほか、対岸にあるエヴィアン(仏)へ渡る湖船や美術館や博物館などの入場券が割引になる特典もあります。
モントルー/ヴヴェイ Montreux-Vevey
モントルー・リヴィエラカード
〈 Montreux Riviera Card 〉
モントルーまたはヴヴェイのホテルに1 泊以上するとチェックイン時にもらえるパス。トロリーバスなどの市内交通を無料で利用できるほか、レマン湖クルーズや登山鉄道、ケーブルカー、シヨン城、イエニッシュ美術館などの施設が半額になります。
おトクなエリアパス
東スイス地方
ザンクト・ガレン、アッペンツェルやボーデン湖地方で利用できる夏季限定のバス。ドイツ、オーストリアにまたがるボーデン湖周辺に点在する観光施設を国境を越えて楽しむことができるのがユニーク。パスは通用範囲によって3種類から選べます。山岳交通や博物館や美術館などの観光施設、ガイドツアーなど約160のアトラクションと、この地方のハイライト<ボーデンゼー・クラシック※>、ボーデン湖を運航する湖船がすべて無料で利用できるパスが3日間で89CHF/72Euro。ボーデンゼー・クラシックの施設が無料ではなく30%割引となるパスが3日間で71CHF/59Euro、湖船フリーパスとマイナウ島の入場がないパスが48CHF/40Euroです。3日間フルに使えば、倍以上はおトクになるパスです。
※マイナウ島、水族館「シーライフ」、サレム城、世界遺産の湖上住居跡「プファルバウテン」、モンキーパーク「アッフェンベルク・サレム」、センティスバーン(ロープウェイ)、ツェッペリン博物館、プフェンダーバーン(ロープウェイ)、メーアスブルク城
 
エンガディン地方
サン・モリッツ、ポントレジーナ、シルヴァープラーナなどオーバーエンガディン地方にある約100軒の提携ホテルに2泊以上すると無料でもらえるお得なカード。ロープウェイ、ケーブルカーなどの夏季運行の山岳交通(独語でベルグバーネン)の全13線がすべて乗り放題!さらに、提携ホテルの一部では、エンガディン地方を走るレーティッシュ鉄道路線やバス路線も無料になるプラスサービスもあります。通常のロープウェイマークにバスが加わったマークが目印です。期間は5月1日~10月31日ですが、路線によっては運行期間が限られる場合もあるのでご注意ください。
http://www.myswiss.jp/jp.cfm/transport/baggage/
パスを使って楽しめるチューリヒ、ザンクト・ガレン、ベルン、ローザンヌ、バーゼル、サン・モリッツなど主要都市の街歩きコースをまとめたガイド小冊子。知っているとお得な旅のヒントやモデルプラン、おすすめ絶景鉄道などもあわせて紹介しています。
資料請求 PDFダウンロード(4.3M)

荷物を持たずにスマートな旅!
街をベースにしてホテルに荷物を置いたまま小さなバッグひとつで小旅行というスマートな旅もおすすめですが、街から街へと移動する時でも、スイスには便利な荷物託送サービスがあります。ほかの国にはないユニークなサービスなのでぜひうまく利用してみましょう。ドイツ語で旅と荷物を意味する「ライゼゲベック」と呼ばれています。本人が利用する有効な鉄道チケットがあれば、駅から駅へ荷物を送ってくれるサービスで鉄道駅だけでなくバスの駅でも有人駅(442駅)であれば送ることができます。25kg までの荷物1個につき料金は、保険料込みのCHF12(約1500円)。例えば、大きな荷物は次の目的地に送っておき、途中下車してハイキングを楽しんだり、できるだけ身軽にいきたい山上の小さな宿などで一泊したりすることが可能になり、スマートに旅が楽しめます。ライゼゲベックは基本的に19時までに駅で荷物を預けると、翌々日の9時までには目的の駅で受け取ることができます。
それより早く確実に荷物を受け取りたい場合は、主要駅に限られますが、荷物1個につきCHF22(約2800円)で特急便「ファストバゲージ」にすることもできます。こちらは朝の9時までに荷物を預ければ、同日の18時以降に目的地で荷物を受け取ることができます(駅の営業時間にご注意ください)。そのほか、日本の空港でチェックインするときに指定の駅まで送っておける「フライレール・バゲージ」や、主要駅では出国の前日に駅で荷物と一緒に搭乗手続きもできる「チェックインサービス」もあります(一部の駅では便によって荷物を空港に発送しておくだけのの手続きになる場合もあります)。さらにスイス国鉄と運送会社の提携で、駅までの荷物をさらにホテルなどの指定住所まで送ってくれる宅配サービスもスタートしました。荷物1個につき48CHF(約6200円)です。また、ほかのヨーロッパ諸国ではロッカーがほとんど見つかりませんが、スイスでは各駅にロッカーもあります。バゲージ・サービスの情報

リーズナブルな宿を選んでスマートな旅!
クラシックホテルからモダンなデザインホテル、駅近のエコノミーホテルから山岳ホテルまで、スイスのホテルの種類は多彩です。中世の趣きを残す都市にはかつての歴史的な建物や兵舎、寮などを改築したホテルもあります。往時の雰囲気を残しながらリノベーションしており、スタイリッシュな内装と最新の設備を兼ね備えています。数部屋しかない小規模なホテルですが、スイスらしさではどの高級ホテルにもひけをとりません。そんな個性的なホテルは、高級ホテルの約5分の1の価格で泊まれたりもします。一人あたり約1~2万。キッチン付きのアパートタイプのホテルもおすすめ。好きなものを料理できれば食費もかなり節約できるでしょう。朝食付きのペンションといった雰囲気のB&Bも充実しています。なかには18世紀の邸宅を改修した美しいB&Bなどもあるのでチェックしてみましょう。また最近オープンしたスイスのユースホステルは、グループ用のドミトリータイプだけでなく、ダブルルーム、シングルルームなどあり、シンプルながら便利な新しいホテルとして利用することができます。。
今までこうした宿は個人で予約することができませんでしたが、インターネットによるオンライン予約システムの普及により、小さな宿泊施設でも情報をチェックしてクレジットカードで予約までできるようになりました。日本語で簡単に検索して予約できるホテル予約サービスも数多くありますので便利。こうしたホテル予約サイトは、ネットでは予約確定するだけで、支払いは現地のホテル払いとなるので安心です。

時期を選んでスマートな旅!
オンライン予約がスタンダードになった現在では、ホテルは日々条件によって値段が変動するため、ほとんどの宿泊施設ではネットで宿泊日を選んで検索しないと値段をチェックすることができません。日本のホテルでも同じことですが、繁忙期には割高に、閑散期は割安になります。もし時期をフレキシブルに変更できるなら、日付を変えて料金をチェックしてみましょう。一般的にいって、山岳リゾートのトップシーズンは冬です。ホテルが一番高いのは冬期になります。春、秋がねらい目です。ホリデーリゾートはイースターを中心としたホリデーシーズンや金曜日などの休前日は繁忙期。逆にビジネス需要が多い空港近くのホテルなどは週末のほうが安いこともあります。総じて、街のホテルは季節によって大きく料金が変ることはありませんが、大きな国際会議や見本市、メッセなどがおこなわれるジュネーヴ、バーゼル、チューリヒなどでは、その期間中、ホテルがとれない、または価格が高騰する場合もあるので、そんな時は少し離れた町で宿を探してみるのをおすすめします。

便利なアプリでスマートな旅!
日本と同じくスマートフォンとモバイル回線があれば、検索、予約、お得なチケットを入手するなど、さまざまなことができるスイスの便利なアプリを利用してみましょう。スイス政府観光局ではシティーガイド、ハイキング、ホテル、冬の積雪情報や夏の水浴ガイド、イベント情報などの無料アプリを制作・提供しています。例えば、ハイキングアプリで紹介しているルートは、すべてが日本人向きなものではありませんが、国土地理院発行の詳細なハイキング用の地図を無料でチェックできるだけでもおトク。ハイキングに役立つ山岳レストランなどの情報も便利です。チューリヒ、バーゼル、ベルン、ローザンヌ、ルツェルン、ルガーノ、ジュネーヴの主要7都市の観光ポイントや地図が使えるシティーガイドもおすすめ。
観光関連で使えるのはスイス国鉄SBBのアプリ。時刻表はネットで検索するより、混雑予想、発着プラットフォームの確認、乗換時間まで細かく調べられます。国鉄の路線だけでなく私鉄、山岳交通、湖船、バス、市内交通まですべてカバーしているので、スイストラベルパスを使っての旅行には必携です。そのほか、アルプスの峠を紹介しているアプリや、サイクリング、ハイキング、カヌーなどのおすすめコース詳細地図とともにみることができるアプリ「スイスモビリティ」もあります。