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  アルメントフーベル ミューレン
    Allmendhubel   Mürren
 ノースフェイス・トレイル Northface Trail


ノースフェイストレイルは有名登山家たちの名挑戦で知られるアイガーを始め、メンヒ、ユングフラウ、グレッチャーホルンなど、数々の名峰のノースフェイス(北壁)を眺める絶景ルート。各所に登山の歴史に関する案内板が設置されており、ハイキングを楽しみながらスイスアルプスを学ぶことできるようになっています。
アルメントフーベルをスタートして、レストラン「ズッペンアルプ」の前までのコースと共通。分岐点ではNorthface Trail と書いてある青色の標識の方へ進みます。ここからは30分の長い上り道。

やや急な坂もありますが、前方と左手に山々を眺めながら自分のペースで歩いていきましょう。途中、頭上にシルトホルンへ行くロープウェイが見えています。木々の間を抜けて、上り道が終わる頃「グレッチャーホルン」の案内板とベンチがあるビューポイント。それから、ベルナーオ−バーランドの山々の壮大なパノラマが広がる平らな道が約10分続きます。道は少し下りになり、前方にシルトホルン頂上が見えてくると、レストラン「シルトアルプ」へ。ここでハイキングルートは方向を左に変えて、前方に山々を眺めながら下っていきます。

15分ほど行ったところで川にかかる橋を渡ると、今度はレストラン「シュピルボーデンアルプ」があります。その先にある別の橋を渡り、しばらくは前方の森を目指しての上り道。森の中に入りアップダウンを繰り返します。森を抜けると眺望の良い下り道が続き、最後の案内板「ヴェッターホルン」へ。再び木々の多い道を通り、シルトホルンへ上るケーブル駅があるミューレン村の端に到着です。
 
所要時間 2時間
難易度 中級
シーズン
   





POINT
 山の案内板 Information board
ハイキングルート沿いのビューポイントには、12枚の案内板が設置されている。そこから望める山々(アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ヴェッターホルン、シュヴァルツメンヒ、グスパルテンホルン、グロスホルン、ブライトホルン、ミッターグホルン、グレッチャーホルン、アルベニフルー)について、登頂の歴史やルート、エピソードなど日本語を含む4ヶ国語での説明が書いてある。説明をじっくり読みながら休憩していくと、普通のハイキング時間に約プラス1時間。

POINT
 ベルクレストラン (山小屋レストラン) Bergrestaurants
ハイキングコースにある4つの素朴な山小屋レストランには、ぜひ立ち寄ってみたいところ。最初二出会うのは大きなテラス席が人気の「ゾネンベルク」(写真)。その後の「ズッペンアルプSuppenalp」はちょっとした休憩に最適。カウベルが飾られた山小屋風の「シルトアルプSchiltalp」では、自家製サラミや子供達が摘んできたハープティなどを販売している。バターやチーズをつくっているところを見られるかも。「シュピルボーデンアルプSpielbodenalp」は家庭的な雰囲気。

POINT
 レストラン・アルメントフーベル  Restaurant Allmendhubel
ケーブル駅の上階がレストランになっており、ユングフラウ3山が間近に迫って見える素晴らしい眺望と食事が楽しめる。夏期の特別企画として好評の、屋外テラスでのバーベキューランチはおすすめ。
アルメントフーベルの詳しい情報

POINT
 シルトホルン Schilthorn
ミューレンからシュテッヘルベルク経由で結ぶシルトホルンは人気の観光名所。頂上にある展望台から望む、200を越える峰々を見渡す素晴らしいパノラマビューは必見。かつて映画『女王陛下の007』のセットとしてつくられた360°回転レストラン「ピッツ・グロリア Piz Gloria」では、ゆっくりと移り変わるアルプス風景を眺めながらお茶や食事を楽しむことができる。ハイキングと組み合わせて、ぜひ足をのばしたいポイント。
シルトホルンの詳しい情報